指導方針

1|チャレンジ優先です

育成期には目先の勝利より大切なものがあります。サッカー戦術は時代や監督によって変化します。普遍的で必要不可欠なものは個のテクニックです。この時期には勝つ為の戦術を頭に入れるのではなく、どのような戦術にも対応できる「テクニックを身に付ける事」と「面白いアイデアで表現する事」が大切だと考えています。アルバでは子ども達が失敗を恐れず個人技でチャレンジする事を推奨しています。

2|達成感を重視します

子ども達は自らの力で次のステップに進んだ時」 「上手になったと自覚した時」に達成感から喜びを感じます。アルバでは、この“個の喜び”を成長と捉えています。喜びで心を満たすと自信がつき、その自信がどんな事にもチャレンジする心を育てます。勝った時の満足感も大切ですが、アルバでは頑張った時の達成感をより大切にしています試合における勝利にだけ価値があるという考え(勝利至上主義)は子どもの最善の利益にはつながらないと考えています。

3|中学生が指導します

アルバでは全ての所属選手(小学1年~中学3年)が、練習序盤のトレーニングを一緒に行います。新入生には中学生が1to1で基本テクニック(ジンガドリブルの型など)を指導します。中学生にとって教えるということは、自身の復習に繋がり、技術向上と試合中の指示向上に繋がります。そして何より新入生(小学生)から慕われることで自立と責任感の向上になります。

中学生による指導風景

小学生にとっては、年の近いお兄さんやお姉さんと共に過ごす時間は、生涯、心に残るかけがえのない時間です。身近な人がお手本になる事により、遥か遠くに感じる技術を身近に感じる事ができ明確な目標となります。そして、教えて貰った選手は、直ぐに教える立場となります。

また、現代は兄弟以外では年齢差があるとコミュニケーションの機会は少ないものです。昔は近所の子供達が集まると、高学年が幼い子も共に遊べるよう、その場でルールを作り遊んでいたかと思います。このカテゴリーの違う選手とのトレーニングでは「多様な視点を持つ事」「思い遣りの心を持つ事」「過信しない事」この3点を伝え、コミュニケーション能力を上げる事に重点を置きながら、チームワークとは何かを、それぞれの感性に委ね育んでいます。

4|時間を大切にします

ゴールデンエイジの子ども達を預かる意味を重要視しています。一般的に5歳から12歳前後までと言われているこの期間ですが、特に10歳~12歳頃は神経系が成人に近いレベルまで急激に発達する貴重な時間です。脳からの指示能力が著しく成長する為、昨日出来なかった事が突然出来るようになります。大切な基礎運動能力を身に着けるのに最も適していると言われるこの期間は、足技のみでなく、体のあらゆる部分を使ったトレーニングをしています。

ダンス、逆立ち、跳び箱、体操、ボールの頭乗せ、ドッチボール、文化活動などは、サッカーをする上で無駄に感じる方もいるかもしれません。しかし、この時期のフィジカルトレーニングは生涯において怪我をしない体づくりに繋がり、自らの心と体のバランスを覚える事はパフォーマンスを上げるうえでも重要な事です。また、限られた時間を有効に使う為、シュート練習の順番待ちなど無駄な時間を極力減らし、出来る限りボールに触れるトレーニング方法を取り入れています。

5|全国に遠征します

アルバは全国のテクニック指導を軸としたチームとの繋がりがあります。近隣チームとの合同練習も積極的に取り入れています。年に数回、遠方遠征にてサッカー仲間と交流し技術の向上をして貰います。また、ボランティア活動など、サッカー以外の活動でも社会性の向上の為に取り組みをしています。思春期・反抗期のお子様も当然います。言葉が少なく表現が下手でも、心は揺れながらスクスクと成長しています。自分のいる環境に感謝と客観視ができる大人になるよう伝えています。

遠征時の活動

6|全員で挑みます

アルバでは、練習試合において試合会場に来た選手全員を試合出場させます。子ども達はそれぞれ成長する時期が違います。今のレベルの差は僅かです。全ての子どものチャレンジする芽は宝物です。高学年の試合に出たい選手には子どもの意思でチャレンジして貰います。公式戦においても全メンバーで挑むを大切にしています。

7|父兄負担を軽減します

バスを所有していますので、U15の公式戦などの遠方遠征は基本的にアルバにお任せしていただいて構いません。保護者当番などは一切ありません。また、アルバでは出来る限り子ども達でコミュニケーションを取り考え行動する事を推進してます。見学や試合観戦は大歓迎ですが、子ども達が協力し準備や片付けができるよう、子ども達とは一定の距離を置く事をお願いしています。指導に関わる声掛けはご遠慮ください。

8|差別暴言を許しません

チームメイトや関係者への暴言、性別、障がいなどへの偏見、全くやる気を出さない(怠ける)など、仲間やチームに悪影響を及ぼすような事が続く場合は、保護者にご相談させて頂き、状態を共有し改善に努めます。それでも改善が難しいと運営で判断した場合は、規約の通り退会してもらう場合があります。


チーム名「RBA=アルバ」の由来イタリア語の Ragazzini(子供達)Brillare(輝く)Addestrare(技の鍛錬)の頭文字。どんな時もチャレンジを続け自らを磨き、輝く未来をその手で掴んで欲しい。そんな想いが込められています。是非、一緒にサッカーを楽しみましょう!